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フェラーリ、若手育成シリーズを中止もFDAは存続と主張

2014年11月07日 18:50  AUTOSPORT web

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マルコ・マチィアッチ(フェラーリ代表)
フェラーリは、2015年のフロリダ・ウインターシリーズの中止を認めたが、若手育成プログラムは今後も継続すると主張した。

 昨年、FDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)のサポートでスタートしたフロリダ・ウインターシリーズは、FDAドライバーのラファエル・マルチェッロやアントニオ・フォッコをはじめ、来年トロロッソからF1にデビューするマックス・フェルスタッペンなど将来有望な若手ドライバーが参加して行われた。

 オーガナイザーは先月、来年2月に今季同様セブリング、パームビーチ、ホームステッドからなる2015年のシリーズ・スケジュールを発表するとともに、参戦コストについても6万0000ユーロ(約860万円)から最大で7万5000ユーロ(約1100万円)まで大幅に減額したことを明らかにした。

 しかしその後、フェラーリのスポークスマンは、2015年のフロリダ・ウインターシリーズが中止されたことを認め、2016年の再開を望むとのコメントを発表した。

 これについて、フェラーリのF1部門を率いるマルコ・マチィアッチは、若手ドライバー・プログラムが変更されても、FDAがスクーデリアの将来にとって重要な一部分であることに変わりはないと、先週末のオースティンで語っている。

 マチィアッチは、FDAを継続するのかとの問いに「そうだ」と答え、次のように続けた。
「我々は多少の調整を行おうとしているが、今後もFDAがますます多くの若い才能を発掘することになると思っている」