ロータスのオーナー、ジェラール・ロペスが、F1は小規模チームのボイコットを回避し、現在の危機を乗り越える道を見つけることができるだろうと語った。
ケータハムとマルシャが財政破綻に陥り、アメリカGPでは参戦台数が18台に減少した。同様に資金難に苦しんでいるロータス、フォース・インディア、ザウバーの3チームは、現状を解決するための具体的な動きが見られないことへの不満を訴え、レースボイコットを否定しなかった。
The Telegraphによると、F1支配株主CVCキャピタル・パートナーズのチェアマン、ドナルド・マッケンジーが3チームを代表するロペスに電話をしてアメリカGPのボイコットを回避し、現在、これらのチームに対し1億ポンドを支払うという提案について交渉を行っているということだ。
アメリカGP後、ロペスは、バーニー・エクレストンとの話し合いによって、自分たちは“過激な行動”をとる必要はなくなるだろうと述べている。
「CVCとバーニーが検討しているのを知っている。小規模チームに対して基本支払いが行われることになるだろう」とロペス。
「数日のうちに問題を解決する道があると信じている。ブラジルの前に提案がなされるかもしれない。そうなれば、スポーツにダメージを与えるような過激な行動をとる必要はなくなるだろう」
The Telegraphは、ロータスら3チームは一回の支払いだけでなく、分配金の取り分を増額することを要求していると報じている。