日本の伝統芸術「切り絵」。
紙から余計な部分を切り取って作品を創り上げていくそのスタイルは、白と黒のコントラストの妙や、刃物の切り口による独特の造形が特徴的だ。
自らを“切り師”と名乗る切り絵アーティスト、長屋明さんの作品が今世界のアート界で注目を集めている。
刃物を巧みに操り、ペンで描いたデッサンやワイヤーオブジェのような「線」を表現してしまうのだ。筆で書いたとしか思えない書道風作品まで。
その繊細なタッチには、誰もが思わず息を飲んでしまう。
さらにその技術を活かし、「切り絵」の枠を超えたオリジナルの表現方法にも挑戦している。
植物の葉脈を忠実に再現した作品は、制作工程を想像するだけで気が遠くなりそうだ…。
細かく火花が飛び散る線香花火。
暗闇の中で光をあてれば、夏の終わりの切なさがよみがえる。
夏が終わると、ヒガンバナが咲き、秋の始まりを告げる。
表裏で色の異なる紙を使い、立体的に成形することで、繊細な花びらを表現。
ひとつの花が1枚の紙で作られているというのだから驚きだ。
作品は他にもたくさんある。
過去に個展も開かれているので、彼の世界をもっと味わいたい人は、公式Facebookをチェックしてみて。
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