曲をリリースするたびに、楽曲以上にミュージックビデオ(MV)が注目を集めることで知られる米ロックバンド「OK Go」が、新作「I Won’t Let You Down(ガッカリさせないよ)」を発表した。
これまでにも、超大規模な仕掛けをこれでもかと使った「参加型ピタゴラスイッチ」というべき作品や、メンバーが車を運転し、屋外に設置された無数の楽器を次々に“車で演奏(?)”していく作品など、おバカなアイデアとアメリカならではの大スケールが世界中を魅了。
新作の制作スタッフには、共同監督に日本のテクノポップユニットPerfumeのMVを手掛ける関和亮氏、クリエイティブ・ディレクターにはドコモのCM「森の木琴」でカンヌ広告祭金賞を収めた原野守弘氏を迎え、舞台にも日本が選ばれた。
冒頭には撮影スタッフにふんしたPerfumeの3人が数秒登場し、ノッチのカチンコでワンカット一発撮りの驚愕MVが幕を開ける。
バンドメンバーは椅子のようなものに座ってスタンバイしているが、やがて椅子が動き出し、自由自在にダンスを踊りだす。
この乗り物はホンダが開発中の「UNI-CUB(ユニカブ)」という小型電動一輪車。
なめらかな機動性とヘンテコな振り付けが妙にマッチして、とってもシュールだ。
その後UNI-CUBに乗ったまま屋外に移動すると、女子高生の制服に身を包んだ2400人もの日本人ダンサーが登場し、傘の開閉で万華鏡のような世界を表現する。
終盤カメラはマルチコプターで高く上空に上がり、一糸乱れぬマスゲームでカタカナも混じった文字を映しだす。
日本の最新技術や文化が満載のド肝を抜かれるこのMVは、OK Goのこれまでの作品の中でも注目度大。
曲名の通り”ガッカリさせない”大満足の映像作品だ。
YouTube
https://youtube.owacon.moe/watch?v=u1ZB_rGFyeU
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