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Chim↑Pom、「ボーダー」テーマの新作個展『ヤジルシソビエトル』

2014年10月31日 12:50  CINRA.NET

CINRA.NET

Chim↑Pom作品 ©Chim↑Pom, Courtesy of MUJIN-TO Production, Tokyo
Chim↑Pomの個展『ヤジルシソビエトル~ChimとPomのパラドックス』が、11月1日から東京・清澄白河の無人島プロダクションで開催される。

「境界」を意味する「ボーダー」をテーマに掲げ、ギャラリーフロアだけでなく、エントランスや天井裏、事務所部分も使用したインスタレーションを展示する同展。Chim↑Pomは、2011年に開催された2つの個展や、2012年にキュレーションを手掛けたワタリウム美術館の『ひっくりかえる』展、2015年に福島の帰還困難区域内で開催予定の国際展『Don't Follow the Wind』といったプロジェクトを手掛ける中で「ボーダー」という概念に着目し始めたという。

同展の会場では、「ボーダー」を考察する上での鍵になるという「パズル」「パラドックス」をキーワードに据えた作品を展示。また新作の展示を通して、国境や帰還困難区域、合法・違法といった歴史や社会状況で変化する事象だけでなく、思想や生死といった概念の「ボーダー」、文化や言語の違いについての考察も行うという。なお、今回の展示会場は、ギャラリーの入口が封鎖されたような構造になるとのこと。

11月1日にはオープニングレセプションを開催。当日は、オープニングのみのライブ配信作品も公開される。