来年パワーユニットをルノーからメルセデスに変更するロータスは、それに伴いペトロナスの燃料を使用することになるものの、長年のパートナー、トタルとの関係も維持するという。
ロータスは今季いっぱいでルノーと袂を分かち、2015年からはメルセデスのパワーユニットを使用する。エンジン規則が大幅に変更された今年、メルセデスのパワーユニットはライバル、ルノーとフェラーリより圧倒的に優れたパフォーマンスを見せている。
ロータスはトタルの燃料と潤滑油を長く使用してきたものの、来年からはメルセデスのワークスパートナーであるペトロナスの燃料に変更する。
しかしロータスのテクニカルディレクター、ニック・チェスターは、トタルの潤滑油は今後も使用し続け、同社との関係を保つと述べた。
「新しいエンジンを異なる燃料で効果的に機能させるのは非常に難しい」とチェスター。
「メルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレインズはペトロナスを使用することを前提として開発を行っている。そのため別の燃料を選べばベストの環境にはならない。さらに自分たちの燃料で余分なダイナモテストを行わなければならない。そのためペトロナスの燃料とエンジンオイルを使用する方が圧倒的に理にかなっているのだ」
「しかしパートナーのトタルとは非常にいい関係を保ってきた。そのためその他のすべての潤滑油はトタルの製品を使用する」
「グリースとギヤボックスオイルはトタル製を使用する。長年多くのパーツをトタルと協力しながら開発してきた。他のメーカーのものに換えるのは難しい」
フォース・インディアとメルセデスの契約にはギヤボックスの提供が含まれるが、ロータスはギヤボックスは今後も自身で製造することを決めている。
ロータスのオーナー、ジェラール・ロペスは最近、長くトタルからのサポートを受けているロマン・グロージャンと契約延長する見込みだと発言した。