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光によって視覚の不完全性を問うリギョン展『逆転移』、「太陽の光を描く」新作も

2014年10月29日 20:40  CINRA.NET

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『I am telling a lie』2012
リギョンの個展『逆転移』が、10月31日から東京・銀座メゾンエルメス フォーラムで開催される。

1969年生まれのリギョンは、初期から一貫して光をテーマに制作を続ける韓国出身のアーティスト。光を用いて見えるものと見えないものの関係を再定義し、視覚の限界や不完全性を問いかけるような作品を発表している。

『逆転移』展では、『善悪の知恵の木』『蛇の口づけ』の2作品を展示。2001年に「禁断の果実」のメタファーとして制作された『善悪の知恵の木』は、部屋を目が眩むような強い光で充満させたインスタレーションだ。新作『蛇の口づけ』は、「不可視」という概念の表現に挑んだ作品。移り変わる会場の自然光によって、サウンドと共に「太陽の光を描くこと」を目指す。