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ベッテル、アメリカGPでエンジンペナルティか。「ばかげた規則」と批判

2014年10月29日 19:00  AUTOSPORT web

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2014年ロシアGP セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは今週末のアメリカGPでエンジン交換によるグリッドペナルティを受ける可能性が高いと考えられている。

 2014年のF1レギュレーションでは、ドライバーひとりがシーズン中に使えるパワーユニットは5基に制限されている。パワーユニットは6エレメントに分けて考えられ、そのいずれかが6つ目に突入した時からドライバーはグリッド降格などのペナルティを受ける。

 今季パワーユニット関係のトラブルに何度も見舞われたベッテルは、イギリスでは少なくとも6つ目のエレメントを使用しなければならないものとみられる。

 ロシアGP後、レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーが、「セバスチャンはオースティンで6基目のエンジンを使うことを避けられないだろう」と述べたとCrash.netが伝えている。


 ひとつのエレメントを6つ目に換える場合、10グリッド降格のペナルティを科されることになるが、パワーユニット全体を交換した場合には決勝をピットレーンからスタートしなければならない。
 ベッテルは新しいエンジンをセーブするため、予選での走行を控えてピットからスタートする可能性があるとThe Guardianが報じた。オーガナイザー側もその可能性について承知しているとコメントしている。

 ベッテルは現在のエンジン規則について次のように批判したと伝えられている。
「オースティンで(エンジンペナルティを)受けることになりそうだ。この規則は本当にばかげている。そのせいで、テレビをつけた視聴者は、ドライバーが何もせずに突っ立っているところを見る羽目になるわけだ」