映画『バッド・マイロ!』が、12月20日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
同作は、腸腫瘍から生まれたモンスターのマイロと、その「生みの親」であるサラリーマンのダンカンの心温まる交流を描いたスリラー映画。嫌味な上司や両親との不和などでストレスを抱えたダンカンは、猛烈な腹痛に襲われて記憶を失うという症状に悩まされるが、同時に彼の身辺で奇妙な連続惨殺事件が発生。やがてダンカンは、殺人事件の犯人が自身の腸腫瘍が変化することによって生み出されたモンスターであることを知るというあらすじだ。
甘えん坊でピュアな心の持ち主だが、大好きな「パパ」であるダンカンにストレスを与える者たちを襲う凶暴な一面も持つマイロの動きや造型を、CGを使用せずに特撮で作り上げたのは、ショートフィルムなども発表しているジェイコブ・ヴォーン。ダンカン役はケン・マリーノが演じているほか、しっかりもののヒロイン役をジリアン・ジェイコブス、心理カウンセラー役にピーター・ストーメア、上司役にパトリック・ウォーバートンがキャスティングされている。