今月「CEATEC JAPAN 2014@幕張メッセ」で発表された、無農薬野菜を使ったグリーンサラダ製造プロジェクト「1 WEEK SALAD」が話題になっている。
同プロジェクトは、佐藤オオキ氏率いるデザインオフィス「nendo」と「東芝」によるコラボレーション。
東芝の半導体工場を植物工場に転用する「クリーンルーム・ファーム」計画の第1弾開発コンセプトとして、菌の侵入を制限した閉鎖型クリーンルームを使い、野菜を無農薬で栽培し、カット、密閉包装することでグリーンサラダを製造するという。
この製造法で作られたサラダの魅力は、冷蔵状態で1週間近く保存が可能なこと。
同サラダの生産には、育成に最適化された波長の蛍光灯、均一な温度と湿度管理をおこなう空調システム、栽培状況を把握する遠隔監視システム、そして梱包材を消毒する除菌システムなど、東芝の半導体生産管理技術とノウハウが凝縮されている。
そのため、安定したおいしさを年間通じて供給することができ、さらに虫や雑菌の影響を受けないことから、上記のような保存が可能になるというのだ。
ネーミングはシンプルに「1 WEEK SALAD(ワン・ウィーク・サラダ)」と付けられた。
スムージーなどに使用されるプラカップを容器とし、「賞味期限の日付」の形に切り抜かれたサイン状のカードが中に入っている。
こうすれば31日分、それぞれ色と数字のフォントが異なることで、店頭の雰囲気も日々変化していく。
さらなる工夫として、購入者が毎日楽しめるよう1日毎に異なるフレーバーを用意。カードの内側には、同プロジェクトの紹介文に加えて“今日のヒトコト”まで付いていて、遊びゴコロもたっぷり。
商品化に関しての詳細はまだ発表されていないが、もし実現すれば、ランチやひとり暮らしの栄養補給として利用してみたいという人は多いのでは?
Nendo
http://www.nendo.jp/
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