河北秀也が手掛けたデザインを紹介する『河北秀也 東京藝術大学退任記念 地下鉄10年を走りぬけて iichikoデザイン30年展』が、11月13日から東京・上野の東京藝術大学大学美術館で開催される。
1947年生まれの河北は、東京藝術大学在学中に手掛けたサクマ製菓のキャンディ「いちごみるく」のパッケージデザインをはじめ、東京地下鉄の路線図、旧営団地下鉄のマナーポスターシリーズなどを手掛けたほか、1983年から現在まで三和酒類「いいちこ」の商品企画、ポスターなどのアートディレクションを担当している。
河北が2003年から務めた東京藝術大学美術学部教授の退任を記念して行われる同展では、これまでに手掛けてきた作品の数々を展示。「人間の幸せという大きな目的のもとに、創造力・構想力を駆使して私たちの周囲に働きかけ、様々な関係を調整する行為がデザインである」を活動理念に掲げる河北の作品世界を探る。