WEC世界耐久選手権のLMP1-Hクラスに参戦しているトヨタは、8号車トヨタTS040ハイブリッドのドライバーとしてラインナップされているニコラス・ラピエールが、今シーズン残り3戦への出走を取りやめることを明らかにした。
トヨタのWEC参戦初年となる2012年からチームのドライバーを務めるラピエールは今季、セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デイビッドソンとともに8号車トヨタをドライブ。ただ、10月12日に決勝レースが行われた第5戦富士は「個人的な都合により」欠場していた。
その後、第6戦上海の暫定エントリーリストでは再び8号車のドライバーとして名を連ねていたラピエール。ただ28日、彼が今シーズン残りのレースもすべて出走を取りやめることが発表された。理由に関しては、現在のところ「都合により」ということのみ明かされている。
トヨタは、リザーブ/テストドライバーとしてマイク・コンウェイを起用しているが、前戦の富士ラウンドと同じく、今回の上海戦も8号車はデイビッドソン/ブエミのふたりでの参戦となる予定だ。
なおトヨタは、母国レースとなる富士戦で、完勝とも言える内容でワン・ツー・フィニッシュ。優勝した8号車のふたりはドライバーズランキングのリードを拡大したほか、トヨタもマニュファクチャラーランキングでアウディを逆転して再び首位に躍り出ている。