小林可夢偉は27日、所属チームのケータハムがアメリカGPとブラジルGPを欠場することを自らも発表し、今後についての考えを明らかにした。
先週24日、ケータハムは、オーナーであるエンゲーベストの経営陣および同社の代理人を務めるコリン・コレスが、サプライヤーであるケータハム・スポーツ・リミテッド(CSL)の管財人スミス&ウイリアムソン社にチームの管理を委ねたことを発表した。
またチームは、F1の商業権所有者であるバーニー・エクレストンから、今週末のアメリカGPと翌週のブラジルGPに関する欠場の許可を得たことも同時に明らかにしている。
これに伴い、ロシアGPまでチームを信じて懸命な戦いを続けてきた可夢偉も、オースティンとインテルラゴスを欠場することが決定した。
「残念ですがチームの事情によりアメリカGPとブラジルGPに参戦できなくなりました」と、可夢偉は自身の公式サイトでコメントしている。
「楽しみにしてくださっているファンのみなさまには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
可夢偉は、チームが最終戦アブダビGPへの参戦に望みを託しているものの、今後については状況を踏まえて最善の選択をしたいと明かしている。
「今後につきましては状況の推移を見ながら、一番ベストな選択をしたいと思っています」と可夢偉。
この日は、ケータハムに続きライバルチームのマルシャもアメリカGPの欠場を発表、チームが破産手続に入ることを発表している。