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マルシャもアメリカGPを欠場。破産手続きに入る

2014年10月27日 21:40  AUTOSPORT web

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マルシャもアメリカGPを欠場することになった
マルシャF1チームが今週末のアメリカGPを欠場することが明らかになった。

 27日、「FRP Advisory LLP」は、マルシャの商事会社である「マノー・グランプリ・レーシング・リミテッド」の管理に指名された。彼らは、深刻な資金難に陥った同チームがオースティンのアメリカGPに参戦しないことがベストだと判断したようだ。

 共同管理者のジェフ・ローリーは、次のように語っている。
「既存の株主は必要レベルの資金を提供することができなかったため、上級経営陣は、チームの長期的な将来を確保するために新たな投資を持ちこもうと休みなく働いてきた」
「しかし残念ながら、限られた時間内にそうすることはできなかったため、彼らは会社を管理下に置く以外の選択肢を失うことになった」

 FRPは、会社がより長い選択肢を検討する間は、チームも継続すると述べたが、生き残りのための人員解雇は行われてこなかったとコメントしている。
「オースティンの後も2014年の選手権はサンパウロとアブダビの2戦が残っている。そこへの参戦は、非常に限られた状態であり、管理過程の結果と(投資に)興味を示す関係団体との交渉に依存する」

「余剰人員の解雇は、チームが管理下に入った後も行われず、すべてのスタッフには10月末までの給与がすべて支払われた。しかし現在のスタッフの立場は、同社が限られた時間内に新たな投資を確保することができるかどうかにかかっている」
「我々は、興味を示す関係団体との合意に強く集中している」

 ケータハム、そして今回のマルシャの欠場により、今週末のアメリカGPは、2005年のモナコGP以来となる18台のエントリーとなることがほぼ確実となった。