フェリペ・マッサは、キミ・ライコネンの今シーズンの不振がフェラーリF14 Tとのミスマッチよりも、むしろアロンソのチームメイトであることの精神的な影響の方が大きいだろうと語った。
今シーズンのライコネンは、ここまでの16戦中14戦でアロンソにアウトクオリファイされており、両者が完走した13戦では、わずか一度しかアロンソの前でフィニッシュできていない。現在アロンソは、141ポイントでドライバーズ選手権6位につけているのに対し、ライコネンは47ポイントでランキング12位と、ふたりのポイント差は94にまで広がっている。
フェラーリF1チームの代表、マルコ・マティアッチは、最近のライコネンは必ずしも結果に結びついていなくとも、速さは向上しつつあると語っている。
これについて、昨年までアロンソのチームメイトを務めていたウイリアムズのマッサは、2007年チャンピオンの不振がアロンソのチームメイトになったことへの精神的チャレンジからくるものであると語った。
「彼の(アロンソ)のチームメイトであることは簡単なことではない」とマッサ。
「明らかにキミの問題は、彼の頭の中にある」
「まず、彼(アロンソ)は驚くべき才能をもったドライバーなので、(彼のチームメイトであることは)非常に難しいんだ。実際、彼の才能は完璧だ」
「彼は、最も速いドライバーのひとりだが、一方で最も一貫したドライバーでもあり、よりアグレッシブなんだ。彼はすべてを持ちあわせている」
「彼はトップのドライバーだよ」