F1の最高権力者であるバーニー・エクレストンは、土曜日に「ケータハムもマルシャも、どちらもオースティンには行かないだろう」と発言した。
ケータハムF1チームは、経営陣が退き、チームの管理が管財人の手に委ねられたことを発表した。同チームは新たな買い手を探しているが、来週のアメリカGPの出走は断念するものと思われている。
日本GPでのジュール・ビアンキの事故を受け、1台のみをロシアGPに出走させたマルシャも、実は財政的困難に陥っていると見られている。このためエクレストンは、「この2チームはどちらもアメリカに行きそうにない」とロイター通信に向けて語ったという。
F1マシンはFOMにより、10月25日にアメリカに向けて発送されることになっている。もし、マルシャとケータハムが欠場する事態となれば、BARホンダが燃料タンク問題で出場停止処置を受け欠場した2005年モナコGP以来の18台によるレースとなる。なお、英国AUTOSPORTが10月24日に報じたように、FIAは参加台数が20台に満たない場合でも、各チームに3台目のマシンを走らせるよう要請することはないようだ。
アメリカGPのグリッドにマルシャとケータハムが並ばないということになれば、この数ヶ月にわたって各チームがコスト削減案を議論してきたことが、全く意味を持たなかったということを意味する。