昨年結成されたレジェンドドライバーのクラブ『GOLD STAR DRIVERS CLUB of JAPAN(GSDC/ゴールド・スター・ドライバーズ・クラブ)』の懇親パーティが、10月25日(土)に行われた。
GSDCは、輝かしい栄光と誇りを持つレーシングドライバーを讃えること、モータースポーツの歴史を後世に伝えること、モータースポーツの更なる発展と社会に貢献する活動の母体となることなどを目的に設立された団体。モータースポーツ界で輝かしい経歴を残した人物のみが入会することができる。この日の懇親会には、まさに日本のモータースポーツの伝説とも言える、蒼々たる面々が集まった。
懇親会の冒頭で挨拶に立ったGSDCの多賀弘明会長は「社会貢献に役立てるための会にすべく、盛り上げていきたい」と今後の抱負を語り、「プロ野球の名球会を参考としたい」とした。すでに名球会との情報交換は行われており、この日の懇親会には東尾修氏が名球会を代表し、特別ゲストとして参加。「ぜひ一緒にやっていきたい」と語った。
その東尾氏と、星野一義氏のトークセッションも行われ、大の野球好きとして知られる星野氏は、満面の笑みで登壇した。しかし、司会者の「東尾さんと野球で対戦してみたらどうです?」との問いには「普段使わない筋肉を使うとあちこち痛くなるんだよ」とあまりノリ気ではない様子。また、東尾氏に「星野さんが運転するレーシングカーに乗ってみたらどうです?」と問いかけると、「怖いってのは人に聞いて知ってるからなぁ……」と、こちらもやんわりと否定。ふたりの競演の場が決まることはなかったが、星野氏は「名球会の良いところを真似したいね」と、クラブの発展を期待した。
なお、GSDCのメンバーが登場する連載企画が、CAR GRAPHIC誌の本年12月号(11月1日)から開始され、記念すべき第1回には星野一義氏と松本恵二氏が登場するという。こちらも注目である。