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ケータハム、2戦欠場はほぼ確実に。売却手続き進められる

2014年10月25日 10:20  AUTOSPORT web

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2014年ロシアGP 小林可夢偉(ケータハム)
ケータハムの管理を行う管財人が、バーニー・エクレストンからアメリカGPとブラジルGPを欠場する許可を得たことを発表した。管財人は、チームの新たな買い手を見つけることに集中すると述べている。

 ケータハムは、金曜朝、オーナーであるエンゲーベストの経営陣および同社の代理人を務めるコリン・コレスが、ケータハムのサプライヤーであるケータハム・スポーツ・リミテッド(CSL)の管財人スミス&ウイリアムソン社にチームの管理を委ねたことを発表した。

 金曜午後、管財人が、F1商業権所有者のエクレストンから、来週から2週連続で開催されるアメリカGPとブラジルGPに関して欠場の許可を得たこと、最終戦出場のためチームの売却を目指すことを発表した。最終決定はなされていないが、チームがこの2戦に出場しないのはほぼ確実とみられる。


「本日、フィンバー・オコネルとバーニー・エクレストンが電話で会話し、エクレストン氏はF1チームを活動を継続する経済力を持つ者に売却したいという管財人の意志を支持することに合意した」と管財人の声明には記されている。

「エクレストン氏は、ケータハムF1が必要であればUSおよびブラジルグランプリを欠場することへの免除を与えることに合意した。彼は新オーナーがアブダビGPに同チームを参戦させることを望んでいる」

 管財人は、チーム購入に関して多数の関心が寄せられていると主張、2、3週間のうちに契約を結べることを期待していると述べている。

「この取り決めによってレーシングチームとその債権者にとってよりよい結果がもたらされる可能性が高まると確信している」

「チーム全体と資産の価値を高めるための大きな一歩ではあるが、1MRTのスタッフは、F1チームの売却が行われるまではオックスフォード リーフィールドのファクトリーに戻る必要はない」

「我々が作り出した状況ではないが、現状は厳しい。1MRTの従業員への個人的影響に関して残念に思う。CSLの管財人として、我々は債権者および関係者のために最善の結果を出すことを目指す」