F3ヨーロッパ選手権で2014年チャンピオンに輝いたエステバン・オコンが、ロータスでF1初テストを行った。
ロータスのジュニアドライバーで、フランス出身18歳のオコンは、来年トロロッソからF1デビューを果たすことが決定しているマックス・フェルスタッペンを押さえて、F3ヨーロッパ選手権参戦初年度にしてタイトルを獲得した。
ロータスは、22、23日の2日間、バレンシアにおいてオコンに2012年のE20を走らせるチャンスを提供した。オコンは約150周を順調に走行した。
トラックサイドオペレーションズ・ディレクター、アラン・パルメインは、オコンに対して非常にいい印象を持ったと語っている。
「エステバンは2日間で我々が求めたすべての課題を成し遂げ、非常にいい走りをした」とパルメイン。
「すぐに速さを発揮し、マシンを乗りこなしていた。非常に才能があることは間違いない。フィードバックも能力も期待を感じさせるものだった」
「彼がF1マシンに乗る姿を近いうちにまた見られるはずだ」
ロータスは、2015年に何らかの形でオコンにF1に関する役割を与えることを検討しているといわれている。
「すぐにマシンに適応する必要があったが、うまくやることができた」と初テストを終えたオコンは述べている。
「あっという間にチームにもE20にもなじめた」
「F1マシンに乗った時の感想を表現すると、『(他のマシンより)速い』という一言に尽きる」
「走りやすく、安定していて、楽しかった。素晴らしいクルマだ」
「この2日間のテストにとても満足している。近いうちにまたF1マシンに乗る機会があるといいね」