23日、小林可夢偉も所属するケータハムF1チームのファクトリーから、チームのスタッフが閉め出されたことが明らかになった。
チームは、来週末のアメリカGPに向け、今週土曜にマシンや機材をサーキットのある米オースティンへ送り出さなければならない予定になっている。
しかし今週に入り、ケータハムF1チームのサプライヤーであるケータハム・スポーツ・リミテッド(CSL)に会社再建手続が適用され、ロンドンの会計事務所スミス&ウイリアムソン社が管財人に指名されるなど、F1チームの活動は極めて不透明な状況に陥っている。
木曜日もCSLを監督する現経営陣と管財人との話し合いが行われることになっているが、この日、チームのスタッフらは英リーフィールドにあるファクトリーから閉め出されてしまった。
管財人サイドは、F1チームを運営する1MRT(1マレーシア・レーシング・チームSdn Bhd)からのオファーに満足しておらず、ファクトリーの継続使用に対して強行なアプローチをとることにした。
アメリカGP参戦まで残された時間はわずかだが、納得のいく解決策がとられるまではファクトリーも閉鎖されたままで、チームのスタッフもマシンに近づくことができない状況が続くことになる。