ザウバーのチームプリンシパル、モニシャ・カルテンボーンは、今シーズンのザウバーC33のパフォーマンスでドライバーを評価するのはフェアでないと語った。
ザウバーの今季マシンC33は競争力が低く、エイドリアン・スーティルとエステバン・グティエレスは、第16戦終了時点で1ポイントも獲得していない。
ドライバーがミスを犯したケースもあるものの、カルテンボーンは、何よりもマシンパフォーマンスの問題を解決すべきであると考えている。
「ドライバーを評価するよりパッケージ全体のパフォーマンスを評価することの方が重要だと私は考えています」とカルテンボーンはCrash.netのインタビューにおいてコメントしている。
「パッケージ全体のパフォーマンスには満足できません。理由はいくつもあります。シャシーにもパワートレインにも原因があり、もちろんチームのメンバーもミスを犯しています」
「ドライバー、あるいはチームのどちらかが悪いと言うつもりはありません。私たちはひとつのチームなのです」
「今年はドライバーの仕事ぶりを公平に評価できる立場ではありません」
今年はマルシャがすでに2ポイントを獲得しているため、現在ノーポイントのザウバーは、選手権10位に沈んでいる。
一方でカルテンボーンは、2015年のドライバーに関してはノーコメントを貫いており、スーティルとグティエレスが残留する可能性について明言を避けた。
来年はドライバーラインナップに変更はないのかと聞かれ、「ドライバーラインナップについては一切コメントするつもりはありません。できれば今シーズン中に発表したいと思っています」とカルテンボーンは答えた。