ストラッカ・レーシングが、WEC世界耐久選手権の最終戦サンパウロでのデビューを目指している新たなクローズドLMP2『ストラッカ童夢S103・ニッサン』。シリーズの公式サイトによると、リヤセクションが見直された新たなS103が先週、シェイクダウンされた。
ストラッカは、童夢が今季に向けて開発したS103を採用して2014年のWECにフルシーズンエントリー。ただ、開幕前のテストで問題が発生したことなどから開幕2戦をパスし、テスト時のクラッシュによって第3戦ル・マン24時間も欠場。その後、マシンの見直しを行い、最終戦サンパウロからの新車デビューを目指して開発やテストを行っていくことを発表していた。
チーム代表のダン・ワルムズリーによると、チームは先週、ギヤボックスケーシングやベルハウジングなどのリヤセクションが見直された“新たな”S103をシェイクダウン。マシンは現在、ホモロゲーション取得に向けた手続きの最中だが、当初の技術的なトラブルは解決されているという。
最終戦サンパウロでの新車デビューというスケジュールに変更はなく、マシンは今後、欧州本土での数日間のテストに臨む予定となっている。