ケータハムF1チームのサプライヤーであるケータハム・スポーツ・リミテッド(CSL)に会社再建手続が適用されることが分かった。しかしF1チームの将来には直接影響しないと、関係者が語っている。
日本GPの週末、イギリス リーフィールドのケータハムのファクトリーにある財産が高等法院執行官から没収され競売にかけられると報じられた。ケータハムはこれに関し、この措置はF1ライセンスを所有する1マレーシア・レーシング・チームSdn Bhd(1MRT)のサプライヤーカンパニーに対するものであり、ケータハムのF1活動には何ら影響はないと釈明した。
今週、そのサプライヤーカンパニーであるCSLに対し会社再建手続が適用され、ロンドンの会計事務所スミス&ウイリアムソン社が管財人に指名されたと報じられた。
ケータハムF1チームの今後の活動について懸念が生じるなか、チーム上層部のある人物はそれを打ち消している。
CSLは「ケータハム」を名称に含め、F1チームと同じリーフィールドの住所を持つものの、1MRTに所有されているわけではなく、CSLに起きることがケータハムF1チームに直接影響することはないとの主張を、関係者は繰り返している。
チームの状況をよく知る関係者は英AUTOSPORTに対し「完全な別会社なのでF1チームには影響しないはずだ。それが事実だ」とコメントした。
管財人であるスミス&ウイリアムソン社は、管財人とチームマネージャーのマンフレディ・ラベット、債権者がすでに話し合いを行っており、金銭的な合意に達することを期待していると述べている。