ロータスF1チームは、アメリカGPのフリープラクティスで、2本牙ノーズを外してテストを行うことを計画している。
FIAは今季F1マシンの“醜いノーズ”を来年は排除するためにレギュレーションを変更する意向を示している。これにより、ロータスは今年のE22に採用したユニークな2本牙ノーズデザインを来年は使えなくなる見込みだ。
アメリカGPのフリープラクティスでロータスは、2015年マシンの開発のためにフェラーリやメルセデスと同様のローノーズのテストをするという。ロマン・グロージャンとパストール・マルドナドのどちらがプロトタイプのノーズを試すのかはまだ明らかになっていない。
ロータスのテクニカルディレクター、ニック・チェスターは、次のように述べている。
「規則(変更)によって誰もがそういった方向に向かわざるを得ない。どのチームも(来シーズンに向けて)かなり低く細いノーズを採用することを考えるだろう」
「我々はそういうノーズをオースティンでテストする予定だ。それによって来年に向けて空力のデータを取り、風洞テストと実際の走行との比較をすることができる」
ロータスは第16戦終了時点でわずか8ポイントしか獲得しておらず、コンストラクターズ選手権8位にとどまっている。グロージャンは、9月のイタリアGPの時点でチームは今季マシンの開発から来年型用の作業にシフトしたと認めていた。
2015年にロータスはパワーユニットをルノーからメルセデスに変更することになっており、これによって巻き返しを図れるものと期待している。