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3か月にわたる作品制作の全工程を公開、オープンアトリエ形式の展覧会『IN SITU - 1』

2014年10月20日 13:30  CINRA.NET

CINRA.NET

『IN SITU - 1』メインビジュアル
オープンアトリエ形式の展覧会『IN SITU - 1』が、2015年1月4日まで東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催されている。

『IN SITU - 1』は、フランス・パリ、ドイツ・ミュンヘンを含む3都市のエスパス ルイ・ヴィトンで合同開催される展覧会。クリエイティブな分野で活動する女性にオマージュを捧げる、というルイ・ヴィトンの信念に基づいて選出された3人の女性アーティストが、各会場をアトリエのように使い、その場で制作を行う。会場の空間をどのように変貌させるかは各作家に任されており、鑑賞者は創作プロセスの全工程を見ることができる。パリではアメリカ出身のアンドレア・バワーズ、ミュンヘンではマレーシア出身のシムリン・ギル、東京では韓国出身のソ・ミンジョンが制作を行っている。

東京で制作を行うソ・ミンジョンは、瞬間、過去、未来など「時」の概念や、生の儚さと不確定性をテーマにした詩的な表現で知られるアーティスト。ドローイング、映像、写真、彫刻、インスタレーションなど多様なメディアによる創作活動を続けている。今回の展覧会で制作する作品の内容は明らかにされておらず、ソは自身の心境の変化や会場の空間、鑑賞者とのコミュニケーションなど様々な要素に影響を受けながら約3か月にわたって作品の制作を行う。オープンアトリエは11月28日まで実施中。完成した作品の展示は1月4日まで行われる。

会期中は、ソの世界観への理解を深めるためのトークやワークショップなどの開催を予定。会場内では、パリとミュンヘンで行われている作品制作風景も紹介される。