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アウディ、2015年からTTによるワンメイクレース『TTカップ』を開催

2014年10月19日 03:00  AUTOSPORT web

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ワンメイクレースで使用される『アウディTTカップ』
アウディスポーツは17日、2015年から新しいワンメイクレースとして、『アウディスポーツTTカップ』をDTMドイツツーリングカー選手権のサポートとして開催すると発表した。

 ドイツではこれまで、フォルクスワーゲン・シロッコRカップというワンメイクレースが開催されており、このシロッコRカップはアジア圏でも開催されていた。新しいアウディスポーツTTカップはこれに代わるものとなる。

 このレースでは、アウディTTをベースとしてクワトロGmbHが制作したワンメイク専用車両が使用される。重量は1,125kgに抑えられ、4気筒TFSIエンジンを搭載し310馬力を発生。エクストラで30馬力を発生するプッシュ・トゥ・パスも備えられる。

 2015年はDTMのサポートレースとして6レースが開催される予定で、クワトロGmbHにより24台が用意され、毎戦6台はゲストドライバーのために使用される。また、ニュルブルクリンク24時間やスパ24時間等で優勝経験をもつマーカス・ビンケルホックがコーチ役を務める。

 また、このアウディスポーツTTカップのチャンピオンを獲得したドライバーには、アウディが手がけるGT3カーのプログラムに参加するチャンスを得ることができる。

「アウディは長年、トップクラスのシリーズに集中してきた」と語るのは、アウディスポーツ代表のヴォルフガング・ウルリッヒ。

「2008年にクワトロGmbHが開発したアウディR8 LMSはカスタマーチームに向けて開発された最初のレーシングカーだった。このアウディスポーツTTカップで、アウディを使った入門レースに参加することができるんだ」