F3ヨーロッパ選手権で2014年チャンピオンに輝いたエステバン・オコンが、今月ロータスでF1マシンのテストを初めて行うことが決定した。
ロータスF1のジュニアドライバーであるオコンは、来年トロロッソからF1デビューを果たすことが決定しているマックス・フェルスタッペンを押さえてタイトルを獲得した。
フランス出身、18歳のオコンは、F3タイトル獲得の褒賞として、10月22~23日にバレンシアで2012年のロータスE20をドライブすることが決まった。また、ロータスのファクトリーでシミュレーターを使った作業も行う予定となっており、将来F1でのチャンスを与えられるものと考えられている。
オコンはロータスF1チームのオーナーであるジニー・キャピタル傘下のマネジメント会社グラビティのサポートを受けている。
FIAシングルシーター委員会会長を務めるゲルハルト・ベルガーは、オコンにもフェルスタッペン同様来年F1に昇格するチャンスが与えられるべきであると述べた。
「オコンがフェルスタッペンと同じ状況でないのは残念なことだ」とベルガー。
「彼も同じぐらい優れている。ふたりともF1で力を発揮するポテンシャルを持った最高級のドライバーだ」
「グラビティが彼のマネジメントを担当しているのだから、本来フェルスタッペンより大きなチャンスがあるはずだ。彼が自分にふさわしいチャンスをつかめるよう願っている」
「私から見ると彼は(アラン・)プロストのようなドライバーだ。非常にスムーズでクリーンな走りをする」
ロータスのチームボス、ジェラール・ロペスは「彼は次のレベルにキャリアを進めるためのチャンスを与えられるにふさわしいドライバーだ」と述べている。