ジミ・ヘンドリックスの伝記映画『JIMI:栄光への軌跡』が、2015年4月から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される。
無名のギタリストだったヘンドリックスが、イギリスでデビューを果たして世界的なアーティストへと上り詰める1966年からの2年間を描く同作。ヘンドリックスが音楽プロデューサーのチャス・チャンドラーに見出されるきっかけとなったリンダとの関係や、ヘンドリックスの女性関係など、スターダムの裏側にも光を当てる。
主人公のヘンドリックスを演じるのは、André 3000(Outkast)ことアンドレ・ベンジャミン。アンドレは同作のために1日8時間の練習を2か月半続け、利き手ではない左手でのギター演奏を習得したという。また役作りについてアンドレは、「ミュージシャンとして何年も前にヘンドリックスについて書かれた本を読んでいたから、少しは知っていた。いや、知っていると思っていたと言ったほうが正しい。知らない事の方が圧倒的に多かった。資料を読み込んで、彼が何を言って、何を思ったのか想像できるようになった。何時間ものインタビュー・テープを聞いたし、映画も見た。彼独特の身振りや手振りも見た」と語っている。
さらに、キース・リチャーズの恋人であり、ニューヨークのクラブでヘンドリックスと運命的な出会いを果たすリンダ役を『28週後...』『グッバイ・アンド・ハロー 父からの贈りもの』などで知られるイモージェン・プーツ、ヘンドリックスが1966年から2年半交際したキャシー・エッチンガム役を『ある公爵婦人の生涯』や『キャプテン・アメリカ』シリーズのヘイリー・アトウェルが演じる。
監督・脚本を手掛けるのは、『それでも夜は明ける』の脚本や『スリー・キングス』の原案で知られるジョン・リドリー。同作はリドリーにとって2作目の長編監督作となる。