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衣服の持つ多様な役割を考察する『服の記憶』展に9組、ANREALAGEの新作も

2014年10月16日 10:30  CINRA.NET

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ANREALAGE『SEASON』2014-2015秋冬コレクション 2014年 株式会社アンリアレイジ蔵 photo by Yoshiyuki Okuyama( band )
『服の記憶 ― 私の服は誰のもの?』展が、2015年1月13日まで群馬・アーツ前橋で開催されている。

鑑賞者が「服を着る」という日常的な行為を見つめ直すきっかけになることを目指して開催される同展。デザイナーやファッション産業が作りだす流行や消費の枠組みから離れ、「着ること」を個人や他者との関係性の中で捉えることで、衣服の持つ多様な役割を考察する。

参加作家・ブランドは、青木正一、新井淳一、ANREALAGE、石内都、THEATRE PRODUCTS、STORE、NIGO、平野薫、FORM ON WORDSの9組。展覧会は「糸と布」「衣服の記憶」「自分らしさの神話」をテーマに構成され、石内は遺品に新たな光を当てる作品を展示するほか、THEATRE PRODUCTSは着用者と服作りのプロセスを共有するプロジェクトにより、着用者自身が服づくりに主体的に関わる方法を提案する。また、ANREALAGEの新作や、「未来は過去にある」をコンセプトにしたNIGOの作品なども展示される。

さらに、11月8日と9日にはFORM ON WORDSの新作コレクションが発表されるファッションショーが行われるほか、1月10日には石内が自身と衣服の関係性について語るトークショーも開催される。

なお同展にあわせて、FORM ON WORDSがワークショップを行い、市民がエピソードと共に持ち寄った古着を素材にアーツ前橋のスタッフユニフォームを制作。同展で初披露される。