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シトロエンが王座獲得、ホンダはレース2で今季初V/WTCC上海

2014年10月14日 23:40  AUTOSPORT web

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参戦1年目にしてマニュファクチャラーズ選手権を制覇したシトロエン
FIA世界ツーリングカー選手権第10戦の決勝が12日、中国・上海の上海インターナショナル・サーキットで行われ、シトロエンがレース1でマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。

 北京との連戦となる今シーズンの第10戦は、F1中国GPの開催地としても知られる上海インターナショナル・サーキットが舞台。そのレース1でシトロエンが見事1-2-3-4フィニッシュを飾り、参戦初年度にしてマニュファクチャラーズ選手権初制覇を達成した。

 レースは、ポールシッターのホセ-マリア・ロペス(シトロエンCエリーゼWTCC)が、スポット参戦でシトロエンの4台目を駆るマ・キンファとイバン・ミューラー(シトロエンCエリーゼWTCC)を従えながら周回。2番手を走るマ・キンファは、序盤から首位のロペスに1秒前後の差でプレッシャーをかけ続けるが、選手権リーダーのロペスは最後までマ・キンファの追い上げを許さず、終盤はセーフティリードを築いてそのままトップチェッカーを受けた。

 また、5番手スタートだったセバスチャン・ローブ(シトロエンCエリーゼWTCC)も1周目に2つポジションを落としたものの、翌2周目にティアゴ・モンテイロ、4周目にガブリエル・タルキーニ、さらに6周目にはノルベルト・ミケリスとホンダ勢を立て続けにオーバーテイクし、最後はミューラーに僅差の4位でフィニッシュ。この結果、シトロエンが1-2-3-4フィニッシュを果たし、2014年のマニュファクチャラーズ王座を決めた。

 一方、リバースグリッドのレース2では、今シーズンからホンダ・シビックWTCCを駆るメディ・ベナーニがポール・トゥ・ウインで初優勝を飾り、アフリカ人ドライバーとしても初のWTCC制覇を成し遂げた。ホンダはモンテイロも2位に入り、今シーズンの初優勝を1-2フィニッシュで達成。なお、序盤2番手を走っていたタルキーニは、レース5周目にパワーステアリングのトラブルに見舞われ、リタイアに終わっている。