今シーズン限りでトロロッソのシートを失うとみられていたジャン-エリック・ベルニュが、2015年もチームのレースドライバーに留まる可能性が浮上している。
今年8月、トロロッソは若干17歳の若手ドライバー、マックス・フェルスタッペンを2015年のドライバーとして起用することを発表し、来シーズンはダニール・クビアトとの非常に若いコンビで新シーズンを戦うことになっていた。
しかし、先日のF1日本GPでセバスチャン・ベッテルのレッドブル離脱が明らかになり、同チームは来年、トロロッソからクビアトを昇格させることを決定。これにより、フェルスタッペンの来季チームメイトは、今年始めにクビアトとF1デビューを争ったもうひとりのレッドブル育成ドライバー、カルロス・サインツJrの起用が濃厚になったとも報じられたが、オーナーであるレッドブルは若手ドライバー同士のコンビを望んでいないとの噂が持ち上がっている。
チームオーナーのディートリッヒ・マテシッツは、2012年からトロロッソをドライブしてきたベルニュを2015年も残留させる用意があるかとのSpeed Weekの質問に、次のように答えている。
「非常に若いドライバーの隣に、経験を積んだドライバーを据えることは、かなり納得のいく論拠だ」
またマテシッツは、経験が少ない若手ドライバーとの契約を批判したレッドブルのライバルにも反論した。
「彼ら全員がフェルスタッペンを望んだんだ」とマテシッツ。
「単に今は、彼が我々といるために急に大きな声を挙げているだけだ」
マテシッツは最後に、ベッテルとレッドブルの契約が最終戦アブダビの5日後に公式に終了することを確認している。