F1ロシアGPを観戦に訪れたFIA会長のジャン・トッドが、フェラーリのフェルナンド・アロンソを冷遇したという噂を否定している。
噂では、トッドがレース前のグリッドですべてのドライバーと握手をしている最中、アロンソと握手する姿が映っていない映像がソーシャルメディアに出回っているという。
この日、レース前のグリッドでは、先の日本GPで重傷を負ったジュール・ビアンキにへのサポートを示すために、ロシア国歌が斉唱される前に全ドライバーが一列に整列。国際映像では、そこでトッドが一番端に立っていたアロンソを飛ばし、その横にいたジャン-エリック・ベルニュから順にひとりずつ握手を交わしていく様子が映っている。
この映像を確認したFIAのスポークスマン、マテオ・ボンチアーニは、トッドがアロンソを無視したという噂を気にしており、正しい状況を明らかにしたいと述べた。
「ひとりの若者が命懸けの戦いをしている時に、こうしたことを投げかける人がいることを悲しく思う」とトッド。
「私は、レース前にグリッドの後ろから歩き、すでに何人かのドライバーと挨拶していた」
「そして、彼らが整列する直前に、アロンソを抱擁した。だから、彼と改めて握手する必要はなかったんだ」