今冬より始まることが明かされていたル・マン24時間を題材とした漫画の詳細が、WEC世界耐久選手権第5戦富士の現場で発表された。『赤いペガサスII 翔』でタッグを組んだ村上もとかさん(原作)と千葉きよかずさん(作画)が描くのは、『眠らぬ虎』と題された作品だ。
『赤いペガサス』の作者で、最近では『JIN-仁-』の大ヒットでも知られている村上さんと、続編の『赤いペガサスII 翔』で作画を担当した千葉さん。ル・マンを題材にした漫画を両氏が手がけることはこれまでも明かされていたが、WEC富士の予選日となる11日、グランドスタンド裏のトヨタブースで行われたトークショーにふたりが登場し、『眠らぬ虎』というタイトル、そしてストーリーの概要などが発表された。
この『眠らぬ虎』では、今年のル・マンでトヨタTS040ハイブリッドを駆り日本人初ポールポジションを獲得した中嶋一貴をモデルとしたキャラクター、“ナカジカズキ”を主人公に起用。ストーリーとしては、今年のル・マンから来年のル・マン参戦までの1年間が描かれるという。連載は、『グランドジャンプPREMIUM』(集英社)の12月24日発売号より開始される予定だ。
ちなみに、主人公のモデルとなった一貴本人にこの作品について聞いてみると、「取材を受け、色々とお話ししました。名前がかなり似ていますよね(笑)。ちょっと恥ずかしいのですが、ストーリーについても基本的なこと以外は聞いていないですし、チェックしてみたいと思います」とコメントしてくれた。