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サード、来季スタートの若手育成カテゴリー、FIA-F4への参戦を計画

2014年10月14日 11:10  AUTOSPORT web

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FIA-F4参戦を明らかにしたサードの佐藤勝之社長と野田英樹サードレーシングプロジェクト・ゼネラルマネージャー
スーパーGT500クラスにDENSO KOBELCO SARD RC Fで参戦しているサードが、来季からスーパーGTのサポートレースとしてスタートするFIA-F4に参戦することを明らかにした。多くのスポーツカーレースに参戦しているサードにとって、フォーミュラへの参画は初めての試みとなる。

 計画が明らかになったのは、WEC富士6時間耐久レースの決勝中に富士スピードウェイから配信されたUSTREAM中継。配信元は、世界で活躍するドライバーを応援するというMINAMI AOYAMA GRAND TOURERというプロジェクトで、そこにゲストとして株式会社サード代表の佐藤勝之氏と同社レースプロジェクトのゼネラルマネージャーを務める野田英樹氏が出演し、FIA-F4参戦計画が明かされたのだ。

 まだ参戦台数やドライバーなど詳細は明らかにされていないが、女性ドライバーの起用や複数台数での参戦の可能性もあるようだ。

 FIA-F4は世界標準の規格によるジュニアフォーミュラカテゴリーで、日本では来季からスーパーGTのサポートイベントとして1大会2レースで組まれる予定。日本のシリーズにおいてはシャシーは童夢製、トムス製の2リッター直4エンジンを搭載するが、厳しいコストキャップ制度が課せられるため、車両は比較的安価に提供されるというメリットがある。

 スーパーGTと一緒にシリーズを組み立てることでサードのようなGT参戦チームも関わりやすく、若手ドライバーの育成支援の幅が広がることが期待されている。