Q&AサイトのYahoo!知恵袋に、こんな質問が寄せられていました。質問者のsksasjsaさんは、小学校1年生と4年生の子どもを持つママ。10年以上の専業主婦期間を経て、最近パートの仕事を始めました。
先日、台風で小学校の休校が決まりました。子どもだけで留守番させることを不安に感じた質問者さんは、「できれば明日お休みしたい」と職場に伝えました。すると、社員からこう断られてしまったそうです。
「常識の範囲内で、そういう理由で休むのは通じませんよね? 代わりがいるのであれば別ですが…」
回答者からは「会社がアホだから、社員もアホ」
しかし、質問者さんは入社して1か月にも満たない研修中の身。頼めるパート仲間もまだおらず、代わりを探すのは難しい状況です。
以前から職場に対し、人手不足で負担が大きいと不満を持っていた質問者さんは、「緊急時にそこまでのプレッシャーをかけられて、誰にも相談できないような状況で働くことはしんどい」と思い、仕事を辞めることにしました。しかし、どこか納得できません。
「今の世の中、パートさんのプレッシャーと負担って、こんなもんでしょうか?」
これには回答者から、台風の接近は前から分かっているのだから「前日に相談したのがマズかったんじゃないかな?」という意見や、「小学生ならお留守番できるんじゃないかと思います」など、質問者さんに非があるとする声が相次ぎました。
その一方で、回答者のsaint_calonさんは、質問者さんを「あなたはまとも」と慰めつつ、急な休みを受け入れなかった会社について「アホな職場ですね。会社がアホだから、社員もアホ」と非難しています。
「だから賢い人は嫌気がさして辞めて行き、人が慢性的にいないのでしょう。そんな職場を基準に、ママさんには働きづらい世の中と考えない方が良いです。アホに染まらないことを祈ってます」
回答者は「ベストアンサー」に選んだが…
これには質問者さんも嬉しそう。この回答をベストアンサーに選びました。
「いっぱいアホって言ってくれてありがとう。自分がどうのこうのということは棚に上げて、私もアホアホ言いたかったのでスッキリしました。確かに半年以上働いている人はいない職場です。また仕事探しガンバリマス」
確かに子育て世代の母親にとって、自由な働き方をさせてくれる会社は、本当にありがたい存在です。しかし、そのような余裕のある会社ばかりではないでしょう。
多くの職場では、その日の仕事をこなすために必要な人数というものがあります。確保する人数が多ければ多いほど働く人はラクですが、会社としてはコストが無駄になってしまいます。
したがって、仕事をこなすのにちょうどいい人数を確保するわけですが、そんな中で急に休む人が出れば、その穴は他の誰かの負担で埋めなければなりません。そんな職場の事情も「自分には関係ないこと」なのかもしれませんが…。
なお、このQAでは質問者さんに強い批判はありませんでしたが、過去には同様の相談がしばしば見られ、急な休みの際には代わりの人員を探すのが当たり前だ、という意見が圧倒的に多く寄せられていたのも事実です。(ライター:Makiko.N)
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