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GAZOO Racing 86/BRZ Race第9戦:織戸が青木との最終周バトルを制し今季2勝目

2014年10月13日 18:20  AUTOSPORT web

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ファイナルラップのバトルを制しガッツポーズをみせる織戸学
GAZOO Racing 86/BRZ Raceの第9戦は12日、大分県のオートポリスで予選/決勝が行われ、織戸学(TR86クローズEXPLODE)が青木孝行(ケーエムエスADVAN86R)を最終周にかわし今季2勝目を飾った。

 12日に予選、決勝が行われる形のワンデーレースとなった86/BRZ Race第9戦オートポリス。台風19号の影響で朝からかなり風が強く、いつ雨が降り出してもおかしくない天候の中で予選がスタートした。

 そんな中、41台が集まった予選の中でポールポジションを奪ったのは青木。佐藤晋也(OTG TN滋賀86)、小河諒(神奈川トヨタ☆DTEC86R)が2~3番手に続くことに。4番手に水谷大介(ネッツ東京86)、そして5番手に織戸がつけた。

 一方、予想外の不調に見舞われたのはすでに前戦今季チャンピオンを決めている谷口信輝(KTMS 86)。アタック2周目にまさかのクラッシュを喫し、急いで補修しコースに戻るも21番手に終わってしまった。

 予選後、昼前に雨が降り出し決勝はウエットに。13時30分に迎えた決勝レースのスタートでは、青木が佐藤を抑え首位をキープするも、その後ストレート等でクラッシュが発生し、セーフティカーが導入。リスタートは5周目に迎えた。

 リスタートでも青木は首位を守るも、2番手には織戸が浮上。織戸は少しずつ青木とのギャップを詰めていき、首位争いはスーパーGTのチームメイトによる対決となる。迎えたファイナルラップ、下りのジェットコースターストレートで織戸が仕掛けるも青木が阻止。トップを死守する。

 しかし、上りセクションで再び織戸がギャップを詰めると、最終コーナー手前でついに織戸が首位に! 上位5台が1秒以内にもつれこむ大接戦を制し、織戸が今季2勝目を飾った。2位は青木、小河が3位という結果に。佐藤が4位、水谷が5位となった。初参戦の井口卓人(KOTA RACING BRZ)は8位となっている。