アジアン・ル・マン・シリーズの今季第3戦は11日、上海国際サーキットで決勝レースが行われ、ホー-ピン・タン/デイビッド・チェン組OAKレーシング・チーム・トタルの1号車モーガン・ジャッドが優勝を飾った。
韓国のインジェ、日本の富士スピードウェイを経て、今季第3戦として開催されたアジアン・ル・マンの上海ラウンド。WTCC世界ツーリングカー選手権、GTアジア等との併催イベントとして開催された。今回のエントリーはLMP2が2台、CN/LMP3クラスが2台、GTクラスが4台と、合計8台のエントリーとなった。
木曜からのプラクティスを経て10日に行われた予選では、1号車モーガンがホー-ピン・タンのドライブでポールポジションを獲得。ユーラシア・モータースポーツの27号車オレカ・ニッサンが3番手に続いた。総合3番手には土屋武士/松井孝允が乗り込むチームAAIの90号車メルセデスベンツSLS AMG GT3がGTクラス首位としてつけ、4番手には横溝直輝が乗り込んだCNクラス首位のクラフト-バンブー・レーシングのリジェがつけた。
迎えた11日の決勝レースでは、OAKレーシングのモーガンがスタートから一度も首位を譲らぬ走りをみせポール・トゥ・ウイン。2位の27号車オレカ・ニッサンに1周の差をつけた。
GTクラスは序盤からチームAAIの90号車メルセデス、91号車BMW Z4 GT3、そしてGTアジア上位の常連であるクリアウォーター・レーシングのモク-ウェン・サン/澤圭太/マット・グリフィン組33号車フェラーリの争いに。その中で33号車が40周目にクラス首位を奪うと、そのまま優勝を飾った。
GTクラスの2番手はユン-サン・チェン/谷川達也/オリー・ミルロイ組90号車BMWが入り、土屋組91号車メルセデスはクラス3位に。ヨルグ・ミューラーが乗り込んだ92号車BMWはクラス4位となった。CNクラスは、横溝組リジェが優勝を飾っている。