いよいよ開幕を迎えたWEC世界耐久選手権第5戦富士。走行初日となった10日、WECの各クラスに参戦しているドライバーたち8名を集めての会見が行われた。
今年で3年目の開催となるWEC富士。週末は台風が接近していることもあり、雨も予想されているものの、初日は青空も広がる爽快な天候のもとでセッション開始。2回目の走行時は薄曇りとなり、日も暮れる中でのセッションとなったが、終始ドライコンディションで展開した。
フリー走行1回目と2回目の合間に行われた会見に参加したのは、中嶋一貴、ロイック・デュバル、マーク・ウエーバー、リチャード・ブラッドレー、井原慶子、ジャンマリア・ブルーニ、ペドロ・ラミー、フレデリック・マコウィッキという8名。日本人ふたりをはじめ、日本に縁のあるドライバーも多数登場した。
会見では、各ドライバーが今週末、そしてシーズン後半戦を見据えての意気込みを披露。1号車アウディR18 e-トロン・クワトロを駆り、初日を首位で終えているデュバルも「アウディにとって、WECで勝てていない唯一のサーキットだし、みんなも応援してくれているから、レースを楽しみにしているよ」と語った。
また会見ではドライバーたちがサイドに座った面々と談笑する場面も。ウエーバーとマコウィッキのポルシェ陣営ふたりが会話をしたかと思えば、一貴とウエーバー、井原とラミーなど、ドライバーたちが打ち解けた様子で談笑していた。
会見終了後には、この日富士を訪問していた地元小学校の生徒たちとドライバーたちが並んで記念撮影。それだけでも興奮した様子の生徒たちだったが、撮影後にサインをもらい、文字通り飛び回りながら喜びを見せていた。