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WEC第5戦富士の初日はアウディ勢のワン・ツーに。14号車ポルシェが続く

2014年10月10日 18:10  AUTOSPORT web

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WEC第5戦富士の初日はアウディ勢のワン・ツーとなった。
WEC世界耐久選手権第5戦富士は10日、15時30分よりフリー走行2(FP2)が行われ、午前のFP1に続きルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/トム・クリステンセン組の1号車アウディR18 e-トロン・クワトロがトップタイムをマークした。

 午前中よりはやや雲量が増え、薄曇りの中で始まったFP2。気温20度、路面温度22度というコンディションのもとでスタートした今回のセッションでは、序盤から4クラスの各マシンとも積極的に周回を重ねた。

 レース残り40分を切ったところで、ヘアピンで81号車フェラーリ458イタリアがコースアウト。グラベルにつかまり、10分強のフルコースイエローとなった場面はあったものの、今回のセッションでは赤旗は提示されなかった。

 LMP1クラスでは序盤から1号車、2号車のアウディ勢が上位2位を占め、8号車、7号車のトヨタ勢、そして14号車、20号車のポルシェ勢と、各陣営で順位がきれいに並ぶ形で展開。開始後から各チームともロングランのプログラムに入っているようで、タイムシートには大きな変動なくセッションは推移していった。

 最終的に1号車アウディは、ディ・グラッシがセッション開始直後にマークした1分27秒852でFP2の首位に。2番手には2号車アウディが続き、初日は両セッションともアウディ勢のワン・ツーで終えることとなった。3番手には、終盤にニール・ジャニが好走を見せてタイムアップを果たした14号車ポルシェがつけ、8号車、7号車のトヨタ勢、そして20号車ポルシェと続いている。LMP1-Lクラスでは、13号車レベリオンR-One・トヨタが首位でセッションを終えている。

 LMP2クラスでは、SMPレーシングの37号車オレカ03・ニッサンが終盤までクラス首位に名を連ねていたが、残り6分というところでG-ドライブレーシングの26号車リジェJS P2・ニッサンを駆るロマン・ルシノフが1分34秒027をマーク。このセッションの首位につけた。井原慶子もドライブするOAKレーシングの35号車モーガン・ジャッドはクラス5番手となった。

 セッション中盤からほとんどタイムシートの変動のなかったはLM-GTEプロクラスでは、97号車アストンマーチン・バンテージV8が1分39秒884で首位に。51号車フェラーリ458イタリア、そして92号車ポルシェ911 RSRが続いている。LM-GTEアマクラスでは、LM-GTE勢の2番手につける1分40秒006のタイムで98号車アストンマーチン・バンテージV8がクラス首位につけた。

 明日は、9時30分より1時間のFP3が行われ、その後13時20分より予選が実施される予定だ。