ユニクロを運営するファーストリテイリングが、「新卒採用2015」のウェブサイトを公開している。注目されているのは、グローバルリーダー社員のコーナーで公開されている「年収テーブル」だ。どの職種になれば、どの程度の給与を得られるか分かるようになっている。
最もグレードが高いのは「K-4」で、柳井正会長と思われる64歳の執行役員が年収2億4000万円を得ている。しかし最高年収は柳井氏ではなく、「K-3」の執行役員が3億2000万円を得ているようだ。
「スーパースター店長」は年収5000万円超えか
年収テーブルには、「グレード」と「年収」(平均と最低、最高)、「(最低)年齢」に加え、参考として「役職」が記載されている。ここからユニクロ新入社員のキャリアパスが見えてきそうだ。
新卒入社の社員は、22歳で店舗社員または本部社員として配属され、J-1からスタートする。平均年収は394.6万円。店舗社員は最短半年で店長に昇格するとS-2となり、23歳で平均年収548.1万円となる。
順調に昇格すると、28歳でS-5となり平均818.7万円に。「スーパーバイザー」「スター店長」クラスになると、年収は1200万円を超える人もいるようだ。
グレードがM(マネジメント)やE(エグゼクティブ)にあがる店長や本部社員・管理職になると、年収は1000万円から2000万円台に。このクラスに30代前半で昇る人もいる。「スーパースター店長」になると、年収5000万円を超える。
その上のグレードKは、年収1億円クラスの執行役員となる。このデータは2013年8月時点のもので、決算賞与を含む。欄外には「年齢や社歴は関係ありません。これまでで一番若い役員昇格は29歳でした」との記載もあった。なお、このテーブルには地域限定社員は含まれない。
この年収テーブルを見た人の中には、ツイッターに「ユニクロ結構給料いいのね 超絶ブラックと思ってたわ」「この年収体系は『アパレル業界』としてはずば抜けてるな。すごいの一言」と投稿する人もいた。
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