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いよいよ明日から走行開始! WEC第5戦富士には27台が参戦

2014年10月09日 20:40  AUTOSPORT web

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2013年WEC富士 7号車トヨタTS030ハイブリッド
WEC世界耐久選手権第5戦が、10月10日~12日に富士スピードウェイで開催される。このWEC富士には、4クラス合計で27台のマシンがエントリー、各クラスで熾烈なバトルが繰り広げられることになる。

 9月後半に開催されたアメリカ・オースティン戦で後半戦を迎えた今シーズンのWEC。第5戦は、LMP1-Hクラスでアウディ、ポルシェとともに総合優勝をかけて戦うトヨタにとってはホームレースとなる。

 総合優勝を争うことになるLMP1-Hクラスには、トヨタTS040ハイブリッド、アウディR18 e-トロン・クワトロ、そしてポルシェ919ハイブリッドが各2台ずつ参戦。7号車トヨタには中嶋一貴も乗り込む。また、アウディ陣営にはアンドレ・ロッテラーやロイック・デュバル、ブノワ・トレルイエ、トム・クリステンセンなど日本に馴染みの深いドライバーが名を連ねているほか、ポルシェからはマーク・ウエーバーも参戦するなど、注目ドライバーが目白押しだ。

 ハイブリッド非搭載のLMP1カーで争われるLMP1-Lクラスには、3台がエントリー。2台のR-One・トヨタを投入するレベリオン・レーシングでは、フォーミュラE開幕戦で接触したニック・ハイドフェルドとニコラス・プロストが同じ12号車をドライブしている。また、スケジュールの遅れにより前戦オースティンから新型車両のCLM P1/01・AERを投入したロータスのドライバーには、現在スーパーGT500クラスでランキング首位につけているジェームス・ロシターも名を連ねている。

 プライベーターが激しい闘いを繰り広げているLMP2クラスには5台がエントリー。OAKレーシングの35号車モーガン・ジャッドのドライバーには井原慶子が名を連ねる。チームメイトには、マーティン・ブランドルの息子、アレックス・ブランドルと、北米ユナイテッド・スポーツカー(USCC)で活躍するグスターボ・ヤカマンがラインナップされた。また、強豪チームのG-ドライブ・レーシングが前戦から投入したニューマシン、リジェJS P2・ニッサンも“日本初上陸”。その走りも見逃せない。

 LM-GTEプロクラスでは、フェラーリ、ポルシェ、アストンマーチンのワークス格のチームが各2台ずつのマシンを投入。ポルシェからは、スーパーGT500クラスで活躍するフレデリック・マコウィッキや、SGT参戦経験を持つヨルグ・ベルグマイスターも参戦している。

 また、LM-GTEアマクラスには、フェラーリ、ポルシェ、アストンマーチンの計7台でこちらも熾烈な戦いが繰り広げられている。

 いよいよ10日から幕を開けるWEC富士。9日には、参戦ドライバーも集結したほか、参戦マシンの車検も実施された。また、地元となる小山町、御殿場市、裾野市から約800人の小学生が来場。ピット見学や記念撮影などを楽しんだ。

 なお、12日の決勝レースの模様はJ SPORTS 3で生中継。午前10時30分から行われる中継では、松田次生、平手晃平、ロニー・クインタレッリ(スタジオ出演)の3人と、由良拓也さんが解説として登場。また、ゲストとしてこのレースのグランドマーシャルも務めるアンリ・ペスカローロが登場するということで、こちらも見逃せないところだ。