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マカオGTカップに強豪ドライバーが続々エントリー。日本人は4名参戦

2014年10月09日 11:20  AUTOSPORT web

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昨年のマカオGTカップの様子。ヨーロッパからも多数の強豪が参戦する。
11月13日~16日に、マカオ・ギアサーキットで第61回マカオグランプリが開催されるが、その中で近年大いに盛り上がりをみせるマカオGTカップのエントリーが発表されている。日本人ドライバーは4名が参戦するほか、現役DTM王者やGTアジアの強豪等、注目のエントリーが多い。

 マカオGTカップはF3マカオグランプリ、WTCCマカオ等と並んで注目のレースのひとつ。FIA-GT3カーを中心にカップカー等が参戦しており、近年のGT3カーの世界的な盛り上がりとともに、アジアのGTレース界でもビッグレースのひとつとして挙げられる。

 今季はGT3カー、カップカー合わせて36台という多くのエントリーが集まった。スーパーGT最終戦もてぎと日程が重なっているとは言え、日本人ドライバーは4名がエントリー。今季ブランパン耐久シリーズに参戦している千代勝正は、F3をともに過ごしたB-MAXレーシングからニッサンGT-RニスモGT3で参戦。千代はF3でもマカオを走っており、GT-Rをどう駆るか楽しみなところ。

 また、GTアジアで優勝を争う澤圭太(ファン88レーシング/ランボルギーニ・ガイヤルドGT3 FL2)、濱口弘(クリアウォーター・レーシング/マクラーレンMP4-12C GT3)も多くの強豪を相手にどんな戦いをみせるか。土屋武士は昨年同様、台湾のチームAAIからメルセデスベンツSLS AMG GT3を駆りマカオ攻略に挑む。

 そのチームAAIでは、土屋とともにスーパーGTでもおなじみのカルロ・バンダムがメルセデスを駆るが、同時にBMW Z4 GT3を2台エントリーさせ、今季DTMチャンピオンのマルコ・ウィットマンと、スーパーGT鈴鹿にもスポット参戦したアウグスト・ファーフスという豪華なふたりを起用した。

 DTM勢では、その他にもアウディがマカオで素晴らしい速さをみせるエドアルド・モルタラと、ブランパン耐久王者のローレンス・バンスールを揃えた。また、注目どころは中国のアブソリュート・レーシングが導入するベントレー・コンチネンタルGT3。アジアでは初見参となるベントレーを、GT500経験をもつジャン-カール・ベルネイがドライブすることが決定。スーパーGT最終戦の山本尚貴のパートナーが誰になるのかも気になるところだ。

 その他にも、アンドレ・クートを擁するディレクション・レーシング、『メルセデスAMGドライビング・アカデミー』として参戦するマーロ・エンゲルやランガー・バン-デル・ザンデ、スーパーGT第7戦タイで快走をみせたアレキサンドレ・インペラトーリのポルシェ等、多くの注目エントリーが見られる。F3同様、非常に楽しみな一戦となるはずだ。