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FIA、ロシアGPを前に事故調査を急ぐ

2014年10月08日 17:20  AUTOSPORT web

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F1フラッグ
日本GPで起きたジュール・ビアンキの事故に関し、FIAが調査を行い、今週末のロシアGPの前に報告書をまとめる見込みとなっている。

 雨の日本GP決勝終盤、ターン7でエイドリアン・スーティルがスピンしバリアにクラッシュ、その翌周にビアンキは同じ場所でコースアウトし、スーティルのザウバーを撤去するために出動していた車両に激しくヒットした。

 ビアンキは現在病院で集中治療を受けており、びまん性軸索損傷を負い深刻だが安定した状態であると発表されている。

 FIA会長ジャン・トッドは、レースディレクターであるチャーリー・ホワイティングに対し、ビアンキの事故の状況について早急にレポートをまとめるよう指示したとThe Telegraphが報じた。

 同紙によると、ホワイティングは、テレメトリーをチェックし、スチュワード、マーシャルから事情を聴取する予定で、報告書はロシアGP前に提出される見込みだという。

 今週末ロシアGPが初開催されるソチ・オートドロームもランオフエリアが狭いサーキットであり、日本GPと同種のクレーン車が使用される見込みであるため、FIAは類似した事故が起こるのを防ぐために調査を急ぎたい考えだと報じられている。