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独の現代美術作家グレゴール・シュナイダー個展、映像&写真作品を展示

2014年10月08日 11:50  CINRA.NET

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『it's all Rheydt』 ©Gregor Schneider
グレゴール・シュナイダーの個展『it's all Rheydt』が、10月10日から東京・六本木の ワコウ・ワークス・オブ・アートで開催される。

1969年にドイツ・ライト生まれたグレゴール・シュナイダーは、初個展を開催した16歳から現在まで、自宅を改造する作品『Haus u r』を制作し続けていることでも知られる現代美術作家。世界各地でインスタレーションをはじめとする様々な形式で作品を発表し、近年はドイツ・ハンブルグ現代美術館やアプタイベルク美術館で大規模なサイトスペシフィック作品を発表した。11月3日まで開催されている『ヨコハマトリエンナーレ2014』では、日本初の本格的なインスタレーション作品となる新作を展示しているほか、9月からドイツで開催されている『ルール・トリエンナーレ』では会場となる美術館の入口そのものを変容させる作品を発表し、注目を集めている。

『it's all Rheydt』展では、インドのコルカタで行われた同名プロジェクトの映像作品を展示。シュナイダーが女神ドゥルガの祭り『ドゥルガ・プージャ』に参加して実現した同プロジェクトでは、現地の職人と協働してシュナイダーの出生地であるライトの道路を再現した巨大構造物を、女神像を奉る仮説寺院として設置した。また同展では、2001年に『ヴェネチア・ビエンナーレ』で金獅子賞を受賞した『Totes Haus u r』からの作品を中心とした様々な写真作品も展示される。