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ラーダがWTCC初V、シトロエンは連勝途絶える/WTCC中国(北京)

2014年10月07日 15:50  AUTOSPORT web

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首位を快走するロバート・ハフのラーダ
FIA世界ツーリングカー選手権第9戦の決勝が5日、中国のゴールデンポート・モーターパーク(北京金港國際賽車場)で行われ、ラーダが参戦6年目にして初のWTCC優勝を達成した。

 前戦アルゼンチンから約2カ月、長いインターバルを経て開催されたシリーズ第9戦は、北京近郊にある1周約2.4kmのゴールデンポート・モーターパークが舞台。そのレース2でロバート・ハフの駆るラーダ・グランタが初のトップフィニッシュを果たした。

 リバースグリッドでポールポジションについたハフは、スタート直後の1コーナーを制すると、その後は2番手を走るトム・コロネル(シボレーRMLクルーズ)がシトロエンのセバスチャン・ローブ(シトロエンCエリーゼWTCC)を抑える間にセーフティリードを築くことに成功する。

 ハフはレース中盤以降も安定したペースで周回、引き続きトップのポジションをキープするが、ラスト3周を迎えたところでバイブレーションがひどくなり、2番手ハフの追い上げを許してしまう。
 それでもハフは最後までポジションを譲らず、トップチェッカー! 参戦6年目のラーダにWTCC初優勝をプレゼントした。

 またレース1でも、シボレーRMLクルーズのトム・チルトンがイバン・ミューラー(シトロエンCエリーゼWTCC)を抑えて勝利。今シーズンのレース1でシトロエンの優勝を阻んだ初のドライバーとなった。

 ホンダ勢は、ワークスチームのガブリエル・タルキーニ(ホンダ・シビックWTCC)が予選2番手を獲得したが、レース1のスタートで3番手にポジションを落とすと、23周目にタイヤのパンクで戦線離脱。チームメイトのティアゴ・モンテイロも13周目に他車と接触してリヤサスペンションを破損、両者リタイアを喫するなど、今ラウンドでの表彰台獲得はならなかった。