スーパーGT第7戦タイの決勝レースでGT300クラス優勝を飾ったB-MAX NDDP GT-Rの星野一樹とルーカス・オルドネスが、決勝の戦いを振り返った。
星野一樹
「本当に勝てて嬉しいです。2012年の、一番最初の頃からニッサンGT-RニスモGT3の開発に携わらせて頂いているのですが、スーパー耐久では勝てましたがスーパーGTでは今までずっと勝てなくて。アストンマーチンに乗ってGT-Rと戦ったこともありましたが、本当に今日は感慨深いですね。最後の3周くらいは涙が出てきました。2年間の中では、勝てないのではないかと弱気になる日もありましたが、本当に嬉しかったです。レースに関しては、来る前からコースがマシンにすごく合っていると思っていました。セクター1~2でギャップを作ることができて、セクター3をうまくセットアップすればレースも絶対強いのではないかと考えていました。金曜から徐々にクルマも良くなってきましたし、ヨコハマタイヤさんも素晴らしいタイヤを用意してくれて、最後まで素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。GT500との混走では、他のサーキットよりもラインが小さかったので、迷惑をかけてしまったかもしれませんが、それだけ集中してラインを外さないように気をつけていました。ギャップを作ってルーカスに渡せたので、彼の仕事を安心して見ていることができましたね」
ルーカス・オルドネス
「個人的にもスーパーGTでの初勝利だから、それも本当に嬉しい。レースでは、僕らにとって色々なことがとても有利に働いたよね。最初の何ラップかのところでは、この先どういう展開になるのか全く分からない状態で、どれだけタイヤが持つのかということもあったけど、とにかく一樹が頑張って素晴らしい走りをしてくれた。ずっと2位をポルシェの後ろで維持してくれて、最終的には第2スティントの最後のほうで前に出ることができたんだ。BMWも非常に速かったけど、それでも頑張ってギャップを維持することができた。それを守っていくうちに路面もクールダウンしてきて、それも良かったよね。最後に、このような素晴らしいチャンスを与えてくれたニッサン、ニスモのみなさんに感謝したい。タイのファンのみんなにもお礼を言いたいね」