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DTM:メルセデスAMG、新スペック車を最終戦ホッケンハイムで全車に導入へ

2014年10月04日 13:50  AUTOSPORT web

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DTM第9戦ザントフールトに登場したDTMメルセデスAMG Cクーペの先行開発車両
DTMドイツツーリングカー選手権に参戦するメルセデスベンツ-AMGは、最終戦のホッケンハイムに、新スペック車のDTMメルセデスAMG Cクーペを、7台全車に投入すると明らかにした。

 今季序盤苦戦を強いられたメルセデス勢は、車両開発を15年まで凍結したDTMの中で、一度だけアップデートを認められていたが、第9戦ザントフールトに空力を大幅に改良したマシンをクリスチャン・ビエトリス車のみに先行投入していた。DTM/スーパーGT500車両は、車体下部の“デザインライン”から下の部分、そしてサイドミラーについて空力開発が認められているが、ビエトリス車は大幅にカナードが増やされ、攻撃的な進化を遂げていた。

 メルセデスでは、この新空力車両を最終戦のホッケンハイムに全車に投入するとしたが、ザントフールトで先行投入車をドライブしたビエトリスは、そこまで過大に評価はしないと語っている。

「正直に言うと、評価を下すにはまだ早いと思うんだ。マシンがアップデートしたら、それがより良くなっていると思うだろう。僕たちはBMWとアウディに対し、差を縮められると思っているんだ。ただ、今の時点でそれを言うのはまだ早い」とビエトリス。

「僕たちが土曜の2時間の走行の時点でクルマを組み立て、実際にクルマについて学ぶのにはまだ十分な時間とは言えないんだ。どんな可能性があるかはまだしっかりは言えない。もちろん正しい方向に向けた第一歩でなきゃいけないけどね」