12月27日から公開される能年玲奈の主演映画『海月姫』の劇中音楽を、ヒャダインこと前山田健一が手掛けていることがわかった。
ももいろクローバーZをはじめ、AKB48、でんぱ組.incなどへの楽曲提供や、様々なCM音楽などで知られる前山田。今回初めて映画の劇伴に挑み、「海の中」と「ほのかな恋心」のキーワードを軸に36曲を書き下ろしたという。前山田は劇中音楽の制作について「ゲームやアニメの劇伴は経験済みですが、実写に音をつけるということが初めてだったのでとても光栄でした」「歌ものとは違い、楽曲が主役ではなく登場人物の心情に寄り添う役割なので『名脇役』になるよう徹底しました」とコメントしている。
『海月姫』は、『Kiss』に連載中の東村アキコによる同名漫画が原作。イラストレーターを志すクラゲオタクの倉下月海を主人公に、「男を必要としない人生」を掲げる男子禁制のアパート「天水館」の住人「尼~ず」たちとの友情や、女装男子の蔵之介、童貞でエリートの蔵之介の兄たちとの出会い、「天水館」取り壊しの危機などを描く。
月海役を能年、蔵之介役を菅田将暉が演じるほか、池脇千鶴、太田莉菜、馬場園梓(アジアン)、篠原ともえ、片瀬那奈、速水もこみち、平泉成、中村倫也、内野謙太、長谷川博己らが出演。監督は『ひみつのアッコちゃん』『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』などで知られる川村泰祐、衣装デザインはきゃりーぱみゅぱみゅの衣装を手掛ける飯嶋久美子が担当する。主題歌は、SEKAI NO OWARIによる書き下ろしの新曲“マーメイドラプソディー”となる。