映画『グレイトフルデッド』が、11月1日から東京・新宿ミラノほか全国で順次公開される。
同作は、孤独な人を見つけて観察する「孤独ウォッチング」が趣味の20歳の女・ナミと、家族と離れて暮らす頑固な老人・塩見三十郎の対決を、サイコサスペンスの要素を交えながら描くブラックコメディー作品。孤独ウォッチングで優越感に浸っていたナミは、若く美しい女性・スヨンとの出会いによって生命力を取り戻していく三十郎に歪んだ愛情を向け、やがて三十郎を監禁してしまう。
ナミ役を演じるのは、オーディションで選ばれた瀧内公美。三十郎役を笹野高史が演じる。彼女自身の存在とキリスト教によって三十郎に生きる希望を与えるスヨン役にはキム・コッピがキャスティングされているほか、矢部太郎、酒井若菜、同作のプロデューサーも務める木下ほうからが脇を固めている。メガホンをとったのは、『地球でたったふたり』『世界最後の日々』『メタルカ -METALCA-』などを手掛けるブラジル生まれの内田英治。