公益財団法人日本デザイン振興会が主催する『グッドデザイン賞』の2014年度受賞結果が発表された。
同賞は、1957年に通商産業省によって創設された『グッドデザイン商品選定制度』を母体に設立。以来50年以上にわたり、暮らしと産業、社会を豊かにするデザインを顕彰している。
今年は3601件の審査対象の中から1258件が受賞。11月4日に発表される『グッドデザイン大賞』の候補9件と、『グッドデザイン金賞』および特別賞各賞の候補となる『グッドデザイン・ベスト100』もあわせて発表された。
『グッドデザイン大賞』の候補に挙げられたのは、ソニー株式会社の4K超短焦点プロジェクター「LSPX-W1」、株式会社シグマのデジタルカメラ「dp Quattro」、飛騨産業株式会社のダイニングチェア「KISARAGI」、株式会社デンソー+株式会社デンソーウェーブの医療医薬用ロボット「VS050 S II」、ヤマハ発動機株式会社の電動アシスト車いす「JWスウィング」、旧万世橋駅の鉄道遺構をリノベーションした商業施設「マーチエキュート神田万世橋」、秋田杉を使用した「秋田駅西口バスターミナル」、株式会社良品計画の「無印良品 Found MUJI」の活動、NPO法人東北開墾の月刊誌『東北食べる通信』となる。
なお、同賞受賞デザイン全点を紹介する展覧会『グッドデザインエキシビション2014[G展]』が、10月31日から東京・六本木の東京ミッドタウン各所で開催。さらに同日から、長年にわたり親しまれ支持されているデザインに贈られる『グッドデザイン・ロングライフデザイン賞』の受賞展『ロングライフデザインエキシビション2014[G展]』が渋谷ヒカリエ8Fの8/ほかで開催される。